なぜ会社を退職してQiitaを作ろうと思ったのか
ブログを書き始めたのはこれを書きたかったからだったりする。なんか退職した系の記事ははてブがすごい集まってて羨ましかったし、ひとりで正月を過ごしてて寂しいし。いいきっかけなのでちゃんとまとめてみる。
Qiitaを開発する前は何をやっていたのか
新卒で中堅SIerに入社し、製品開発プロジェクトでシステムエンジニアとして2011年の6月までは働いていた。業務ではJavaを使ってたけど、入社するまではプログラミングをやったことがない素人だったので、非常に新鮮だった。新人研修がかなり充実した企業だったので、プログラミングを一から学ぶことができた。この経験は今でも非常に役立っていると思う。
ちなみに、なぜSIerに入社したのかというと、これは一重にプログラマへの憧れがあったからだったりする。大学は文系で、趣味でデザインをやっていたりはしたけれど自分の手だけで何かを生み出すには能力が圧倒的に足りないと感じていた。また、@yaottiのようなエンジニアと接点を持ったことで、プログラマへの憧れが一層強くなった。でも自分だけでやるのはちょっと気合が足りないし、デザインに逃げてしまう。だからお金を貰えてかつ体系的に教えて貰えそうなところ、って考えたときに選択したのがSIerでシステムエンジニアとして働くということだった。
退職を決意できた理由
決意できた理由は明確で、ひとつは「いいアイデアがあったこと」、もうひとつは「理想のチームが実現できそうだったこと」の2つ。 特に2つめの理由が大きい。1つめは話のクッション程度の理由でしかない。
世の中これだけ優秀な人材が不足していると言われる中で、スーパーエンジニアの@yaotti、企画屋の@tatata111と自分の3人で一緒にサービスを作ってみようという話があがった。最小構成でチームを作るなら、これ以上の人材はいないと思ったし、同時にこの機会を逃すともうチャンスはないかもしれない気がした。だから、退職を決めた。今のところこの決断は間違っていなかったと思っているし、これから先をイメージしてもこれ以上のチームはないと思う。
じゃあ実際にQiitaを作ってみてどうだったか
Qiitaの最初のコンセプトは、「プログラミングしていて困ったとき、気軽に聞ける場所をつくる」ことだった。このコンセプトも一応は試行錯誤した結果だった。そしてできあがったのはStackOverflowとQuoraを足して割ったみたいな日本語版Q&Aサービスだったわけだけど、この時は問題とソリューションを混同していたように思う。 ただ、一旦Q&Aサービスとして出してみたことで、多くのことを学ぶことができた。まず、自分達の手だけでWebサービスを作り、ローンチする経験をしたことがなかったので、一つ形になるものを世に出せたという経験は大きな自信につながった。 ローンチ後にまた議論を重ねてピボットすることにし、今のQiitaに落ち着いた。結果的に見ればQ&Aというわかりやすい形から、知識共有というちょっとイメージしにくい形になったが、今のところ間違っていないと信じている。
Qiitaを作っていく中で学んだこと
これは自分自身の反省として書いておく。まず、考えていることは一人で悩まず、積極的に議題として挙げていくべき。ただしこれには注意する点が3つある。1つは、悩みの対象を解決することで達成する目的を明確にする。もう1つは、自分なりの答えを用意していく。最後は、全てにおいてポジティブな表現を心がける。3つめは意識しないとやばいことになる。ネガティブな相談事項はネガティブな議論になりやすく、いい結果を生みにくい。だから目的も議題も自分なりの答えもできるだけポジティブなものを用意し、かつ説明するときもポジティブさを心がける。
あと、考えるときは必ずプロセスを記録する手段を用意しておく。例えば紙とペンでもいいし、メモ帳でもいい。とにかく記録しないと、目的があって結論が出たとしても、その根拠を忘れてしまうし思考に集中できない。使うツールは個人的にはマインドマップをお勧めする。
最後に
2011年は、Qiitaにとっては潜伏期間だったと思っている。はてブやtctokyo2011などで定期的に表に出る機会はあったけれど、割合的にはサービスの本質について考えることが圧倒的に多く、ピボットしたり試行錯誤を繰り返した年だった。初期のアイデアと比較すると、今のQiitaは完全に別物になったと言っていいくらい変わった。
今、Qiitaは@yaottiと自分の2人で開発しているけれど、もうすぐ3人目、@tatata111がやってくる。
今年、QiitaはOpen Network Labの力を借りつつ、最強の布陣でスタートする。今年こそが、Qiitaにとって飛躍の年となる。
追記:Qiitaを作った理由が抜けてたので追加しました。忘れてた、Qiitaを作った理由が抜けてる
また追記:こっちのほうが面白いかも。Qiita創業メンバーが出会った話など。点と点が繋がって、今の自分がある